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ドイツ・ベルリン キュンストラーハイム・ルイーゼ
KUENSTLERHEIM LUISE
このホテルは、ベルリンのもっとも賑やかなところで“一晩過ごせるギャラリー”と呼ばれる。ドイツ連邦議会議事堂、シュプレー川、フリードリヒ通り、ウンター・デン・リンデン、そしてブランデンブルグ門が見渡せるエリアにある。シュプレー川の両岸は、歴史的に重要なエリアで、最近では新旧の一流建築家の注目を集めている。政治、文化、メディア、および科学のもっとも重要なトレンドが集まる場所である。
1825年からある新古典派の宮殿住居と
2003年に増築された部分から成る建物で、
客室は約50部屋、贅沢なロビーと
イベント用ギャラリーがある。
客室は、快適であると同時に、
50人のアーティストがそれぞれ1室を、
ペイント、彫刻、インスタレーションなど
各自の表現方法でデコレーション。
千差万別で奇想天外な作風を楽しめる。
バナナのプリントで有名な
トーマス・ラオムゲルテムの102号室。
バナナが散りばめられたのデザインは、
20年以上アートの分野で注目を集めている。
この102号室はロイヤルスイート。
家具はゴールドで統一され、
ラオムゲルテムのトレードマークである
バナナのプリントは、子孫繁栄と愛、また彼が
力を注いできた若く新鮮な芸術のシンボルとして
散りばめられている。
アーティストのノルベルト・ティールが
自由に表現しているのは、
ゲルハルト・ハウプトマンの小説
“Bahnwaerter Thiel”(踏み切り係のティール)。
部屋に描かれているのは、電車と踏み切り、
信号所、駅などで、ほとんどが夜の風景。
眺めていると、まるで本物の列車が
窓を急いで通っていくかのように感じるのだが、
それは列車好きだけが味わえる興奮ではない。
さらによく見てみると
、超自然的なテーマを、ティールの作品の中に
見出すことができるだろう。
アンドレアス・ジルバーマンの423号室。
部屋じゅうどこもかしこも靴の絵。
すべての壁に描かれているのは、
靴と靴飾りの絵。ひとつの絵を除いては、
全部婦人靴。カラフルで、遊び心いっぱいに
ほのめかしているのは、
誰もが持っている下駄箱。
この部屋はシューズマニアにとってのメッカである。
ラブリーなクッションとオブジェが満載の
210号室は、グラフィティー・アーティストとして
知られるキディ・シドニーの作品。
シドニーは、1985年からベルリンの壁も
落書きをし始め、ドイツの国境警備隊を
やきもきさせた。その陽気な顔は、
観光客が撮った写真や絵葉書によって、
世界各国に知れ渡ることとなった。
シドニーがデザインしたこの部屋は、
まるで、慌しい都市中心部に存在する
心温まる避難場所のようだ。
1920年代のベルリンは、経済危機や
社会主義者の台頭にもかかわらず、
キャバレーが華を咲かせた時期であった。
官能的なダンスショーと、当時ベルリンで
もっとも熱気があったスポットが
この部屋のメインテーマ。赤いベルベットと錦織、
レースがかけられ、赤いスポットライトを浴びて
むき出しになった台座の上にあるベッド、
そして官能的なダンサーと
パリ−モスクワ間を走る列車の音が
1920年代の古きベルリンへ、ゲストをいざなう。
赤い壁の3人の女性。ドイツの女流画家、
エルヴィラ・バッハの典型的なデザインは、
ダイナミックで五感に訴えかけてくる。
3人の等身大の女性が描かれている
半円形の壁が目を引くが、その他の部分は、
白と黒でエレガントに、そしてスタイリッシュに
まとめられている。
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